株式会社電通2007年団塊世代退職市場攻略に向けた調査レポートより


2007年からの団塊世代の大量退職を目前に控え、
株式会社電通電通シニアプロジェクトでは、
今年8月に「退職後のリアル・ライフ調査U」を実施、
この度そのレポートをまとめた。

1.団塊世代の3つの自負心「日本経済を支えてきた」
「いつも競争してきた」「よく頑張ってきた」

・65歳くらいまで働きたい人が最も多く、生涯現役意識が根強い。

・パソコンや携帯電話などの情報機器を使いこなし、
誰かに頼るより自分で解決することが好きだと感じ、
夫婦で新しいシニアライフを築こうとしている。


2.77%が引続き組織で働くことを選択。世帯年収は477万円を想定。

・来年以降の仕事や暮らし方を決めている人は約60%。
決定に際しては58%が本人の意見を優先しているものの
32%は夫婦で相談

・就労予定の人のうち75%が今いる会社で働くことを選択。
全く働かない人は6%

・就労予定に人のうち、フルタイムは47%、
パート、アルバイト合わせて40% 半数は毎日会社に通うが
40%は時間や日にちを短縮して働く

・ガツガツお金の為に働くのではなく、自分のペースでゆとりを
得るために働く傾向。

・65歳くらいまでの想定世帯年収は476.7万円


3.退職金の使い道は夫婦で決めるが増加
・退職金の使い道は「夫婦で相談して決定」が60%と、
前回調査結果を大きく上回り、「何事も夫婦で」という姿勢が
広がっている。

・退職金の使い道では、「老後資金」が46%「ローン返済」が15%
「株式等資産運用」が13%、「住宅に係わる費用」が8%

・58歳でだいたいの使い道を想定し、59歳で決定。

・早期退職や役員就任などで退職金をすでに受取った世帯は23%、
これから受取る世帯は54%平均2018万円


4.定年をきっかけにしたいことや買いたいもの
・旅行は定年きっかけ行動の定番。昨年調査に比べ、
男性の1人旅行志向が急増

・「国内移住」「住み替え」「リフォーム」など、
家関連行動へのニーズが高まっており、30%が希望

・買いたいものがある人は48%。目立つのは
薄型大画面テレビ(21%) 車(20%) パソコン(11%)
田舎の家・土地(10%)など


5.定年前の準備

・定年前の準備として目立っているのは、
健康づくり(46%)、夫の家事参加(26%)
株やファンドの購入による資産運用(26%)など。

昨年調査に比べると、特に、「夫の家事参加」「リフォーム」が急増

・一方「パソコン学習」昨年調査から大幅ダウン。
団塊世代はパソコンが難なく使えることを物語っている。


6.60歳以降に夢を見る男性、冷めている女性、ギャップがくっきり

・60歳〜65歳の暮らしに対して、男女とも47%は
「楽しみと不安が半々くらい」但し、「楽しみ」率から「不安」率を
差し引いた数値は、男性が+13%に対して、女性は−19%

・以下の項目に男女の特徴差あり
自由時間(増える) :男性84%女性30%
夫婦会話量(増える) :男性63%女性49%
妻の家事時間(増える) :男性12%女性30%
1人行動・1人時間(増える):男性45%女性12%