抜け殻正社員、派遣、請負依存経営のツケ・・・第13回

下請け依存の供お増が深刻な品質問題を引起すまでに至ったのは、

そこに、「視聴率至上主義」が重なったためだ。

関西テレビのある社員は「人事評価に成果主義が導入されていこう、

視聴率を稼ぎ、収益を増やすことを最優先にする風潮が強まった。

社員の間に数字が全てと言う雰囲気が広がった」

コストと視聴率の圧力は、下請け、孫受けとの取引にダイレクトに

反映された。「あるある」の場合、日本テレワークからある孫請けに

支払われる一本当りの制作費は、番組開始当初の1600万円から

860万円に減った。

制作費が削られれば、当然、人件費や取材経費を減らさざるを得ない。

取材の結果が当初設定したテーマに矛盾しても

ゼロからやり直す余裕はない。

捏造行為に手を染めた直接の責任が孫請けにあるのは確かだが、

テレビ局がその温床を自ら作り上げてきたのは間違いない。