郵政公社は、今春から、不祥事防止のために、
内部監査の担当者を700人増やすなどコンプライアンス(法令順守)
関連の部署に2100人を配置する。
郵便担当から監査に回した人員の穴を埋めるため、
1500人の本務職員を新規採用した。
本来、民営化元年の今春は、人件費を抑えるため、
郵便配達の本務職員を採用しない計画だった。
しかし、抜け殻化した現場を立て直すには、
本務職員を増やすしかないと判断した。
定着率の低い非常勤職員い依存することによるサービス劣化は、
新生「日本郵政」にとって致命傷になりかねない。
例えば小包部門では民営化後、ヤマト運輸などとの
厳しい競争にさらされる。
「少なくともお客さんと接するフロントラインは
100%本務職員にすべき」と増田氏は言う。
効率を追求した10年間で、郵便現場は空洞化が進んだ。
民営化後、日本郵政の経営陣には収益向上への
強いプレッシャーがかかるが、
利益試行に走る前に、まずこの空洞を埋めなくてはならない。
