労災打切り後の休職期間、会社に補償義務はあるか

<質問>

労災保険法の休業補償給付について、傷害の症状が固定したことにより

打ち切られた場合、それ以降は労基法に基づき使用者が

補償しなければならなくなるということでしょうか。

 

<アドバイス>

会社に補償義務はありません。

 

労基法第76条の休業補償と労災保険法第14条の休業補償給付は、

ともに業務上の負傷・疾病についてその療養のために労務不能である場合に

支給されるものですが、両法で定められている給付期間は最初の3日間を

除きイコールです。

 

使用者は、療養のために休業する最初の3日間は労基法の規定に基づき、

平均賃金の60%を補償しなければなりませんが、4日目以降は、

労災保険法の規定により給付基礎日額の60%と休業特別支給金20%の

計80%が支給され、それ以外の補償義務はありません。

症状の固定により労災保険法上の休業補償給付が支給されなくなれば、

同時に労基法上の休業補償義務も消滅します。