月の後半が忙しいのですが残業代が減るような労働時間制はありませんか

<質問>

月の後半が忙しいのですが

残業代が減るような労働時間制はありませんか。

 

<アドバイス>

「1ヶ月単位の変形労働時間制」が適しています。

導入するためには就業規則の変更が必要です。

 

◆労働時間は、

「休憩時間を除き1週40時間を超えて、

1日8時間を超えて労働させてはならない」

と労働基準法で限度が定められています。

 

◆導入するためには、次の要件を満たすことが必要です。

@労使協定または就業規則の定め

労使協定か就業規則で、本制度に関する規定を設けなければなりません。

ただし、労働時間は就業規則の絶対的記載事項に該当するため、

必ず規定することが必要です。

また、労使協定は任意で絶対的な要件ではありません。

 

A変形期間を1ヶ月以内とする

変形期間は1ヶ月以内です。

1ヶ月の他に4週間単位、20日単位なども可能です。

また、就業規則には変形期間の「起算日」を定めます。

 

B変形期間における労働時間

変形期間における法定総労働時間の総枠は、次の式で計算します。

 計算式=40時間×(変形期間の歴日数/7日)

31日 

30日 

29日 

28日 

 177.1時間

171.4時間 

 165.7時間

160時間 

たとえば、所定労働時間を20日までは短くし、後半を長くした場合、

次のように設定することができます。

 期間

始業時刻〜終業時刻(休憩時間) 

所定労働時間 

 1〜20日

9:00〜17:00(1時間) 

7時間 

 21〜月末

9:00〜19:30(1時間) 

9.5時間 

※歴日数31日、所定労働日数22日(20日まで15日・21日から7日)

1ヶ月所定労働時間171.5時間 < 法定総労働時間177.1時間