タイムカードはないとだめですか

<質問>

タイムカードはないとだめですか?

 

<アドバイス>

法律を守るためには労働時間を適正に把握することが必要です。

その方法はタイムカードかICカードが最適です。

が、タイムカードでなくても問題ありません。

 

◆労働基準法では、労働時間、休日、深夜労働についての規定があり、

使用者はこれを守らなければなりません。

たとえば、同法第32条には

「1週40時間、1日8時間を超えて労働させてはならない」

という規定があり、当然に使用者は労働時間を把握しなければ

これを守ることができません。

 

また、残業時間の記録がなければ残業手当の未払い、

過重労働などの問題を発生させることにもなります。

このような問題も多いことから使用者には、

「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基準」

により、労働者の労働時間を適正に把握する義務が課せられています。

 

◆労働時間を適正に管理するための具体的な措置は次のとおりです。

(1)始業・就業時刻の確認および記録

労働者の労働日ごとの始業・就業時刻を確認し、これを記録すること。

 

(2)原則的な確認・記録の方法

@使用者が、自ら現認することにより確認し、記録すること。

Aタイムカード、ICカード等の客観的な記録を基本とすること。

 

(3)自己申告制で行う場合

上記の方法ではなく、自己申告制で行わざるを得ない理由がある場合、

次の措置を講ずること。

@導入前に、対象者に対して、労働時間の実態を正しく記録し、

適正に自己申告を行うよう十分な説明を行うこと。

A自己申告した労働時間が実際の労働時間と合っているかどうかについて、

必要に応じて実態調査をすること。

B適正な申告を阻害する目的で時間外労働数の上限を設定しないこと。

また、時間外手当の定額払いなどの措置が、適正な申告を阻害していないか

確認し、阻害要因については改善のための措置を講ずること。