当日の朝に請求された有給休暇は拒否できますか

<質問>

当日の朝に請求された有給休暇は拒否できますか

 

<アドバイス>

有給休暇は事前に請求することがルールなので、

当日の請求は原則として認める必要はありません。

ただし、就業規則に定めることで特別に認めることはできます。

 

 

◆労働者は、有給休暇で休む日を具体的に指定して請求し、

使用者が「時季変更権」を行使しない限り、

指定した日に休むことができます。

 

「時季変更権」とは、有給休暇を与えることが事業の正常な運営を

妨げる場合は、他の時季に変更させる権利のことをいいます。

 

 

◆有給休暇の取得は、原則として1日を単位とするため、

労働者は休暇の初日の前日までに時季を指定して

請求しなければなりません。

そうでなければ、使用者は時季変更権の行使を検討する時間も

ないことになります。

 

当日の朝の請求は、すでに午前0時を過ぎており、

「事後請求」になっています。

有給休暇の請求ルールを守っていないため、

これを認める必要はなく「欠勤扱い」でよいことになります。

ただし、就業規則に事後の請求を認めるという規定がある場合、

または、そのような規定がなくても、上司の判断で認めていた事実が

あるときは、事後の請求を認めなければならないことになります。