日赤に7,000万円賠償命令/「長時間労働で自殺」認定(甲府地裁)

山梨赤十字病院の介護職員の男性が自殺したのは長時間労働などによるうつ病が原因として、

 

病院を運営する日本赤十字社(東京)に遺族が約8900万円の損害賠償を求めた

 

訴訟の判決で、甲府地裁は2日までに、約7千万円の支払いを命じました。

 

林正宏裁判長は、自殺直前1カ月の時間外労働が約166時間あったと

 

認定した上で「過重な時間外労働や精神的負荷が重なりうつ病を発症したと考えられ、

 

業務と自殺に因果関係が認められる」と指摘しました。

 

病院側は「うつ病を発症していたとしても予見できなかった」

 

と主張していましたが、

 

判決は「心身の健康に配慮し、支援体制を整える注意義務を怠った」

 

と認定しました。

 

判決によりますと、男性は1993年から調理師として病院に勤務し、

 

2005年から通所リハビリ施設の介護職に異動。07年4月に施設内の浴室で自殺し、

 

都留労働基準監督署は09年12月、うつ病発症が自殺原因として労災認定しました。


山梨赤十字病院の今野述医院長は

 

「判決内容を詳細に検討した上で対応を考える」としている。