エンジニアの過労死認定/開発会社に賠償命令(約6,820万円)、福岡地裁 メールマガジン労働情報NO858より

システムエンジニアだった福岡市の女性が2007年4月に31歳で死亡したのは

過労が原因だとして、大分市に住む両親が、勤務先だったシステム開発会社に

約8,200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で

 

福岡地裁は11日、過労死と認め同社に約6,820万円を支払うよう命じた。

 

賠償を命じられたのは、東京都新宿区のアドバンストラフィックシステムズ

 

判決理由で府内覚裁判官は、女性の07年2月の時間外労働時間が127時間を超え

進行が遅れていたプロジェクトを納期に完成させようとしたため

精神的緊張があったとして、死亡と業務との因果関係を認定。

 

死亡1カ月前に自殺を図った女性が職場復帰した後も、

会社側が健康状態を確認していないこと等をあげ、

注意義務違反があったと認めた。

 

判決によると、女性は合併前の会社に1998年入社し、

福岡事業所で勤務。

 

06年からJR九州のシステム改修のプロジェクトに携わり、

07年2月には午前9時から翌日の午前5時まで働くこともあった。

 

07年4月、出張先の東京都内のホテルで、致死性不整脈のため死亡した。