厚生労働省「過重労働解消相談ダイヤル」の相談結果

「長時間・過重労働」に関する相談が136件(37.0%)で最多


【相談結果の概要】

相談件数  合計367件

■主な相談内容

(件数は相談内容ごとに計上。括弧内は相談件数367件に対する割合。なお、1件の相談に対して複数の相談内容が含まれることもあるため、総合計が100%になりません。)

長時間労働・過重労働   136件(37.0%)

賃金不払残業       110件(29.9%)

パワハラ      28件(7.6%)


■相談者の属性 (括弧内は相談件数367件に対する割合)   

労働者    200件(54.4%)   

労働者の家族   106件(28.8%)   

その他      36件(9.8%)


■主な事業場の業種 (括弧内は相談件数367件に対する割合)     

保健衛生業  47 件(12.8%)   

商業     45 件(12.2%)   

製造業    41 件(11.1%)


相談事例
寄せられた相談のうち、1か月の残業が 80 時間を超えている、残業代が一切支払われないなどの事例を掲載しています。


長時間労働・過重労働

○映像・音声・文字情報制作業の技術職(接客娯楽業)【20代、労働者】

早いときでも午前0時、遅いときは午前3時まで残業を行っており、月の残業時間は300時間を超えていた。試用期間を理由に残業代は支払われず、自分も含め同期入社のほとんどが退職した。


○ソフトウェア業の営業(教育・研究業)【年齢不明、労働者の家族】

深夜0時頃まで残業を行っており、月の残業は200時間程度にまで達する。このような長時間労働が何年も続いているにもかかわらず、いまだ改善されないままである。


○医薬品販売会社の販売(商業)【40代、労働者】

普段から1日2時間程度の残業を行っているが、18時からの2時間分については賃金が支払われていない。残業は遅いときには4時間から5時間にまで及ぶこともあり、実際の残業時間は月100時間を超えている。また、土曜日のうちに仕事が終わらないため、日曜日も働いており、休日も確保できていない。


○建築工事業の営業(建設業)【40代、労働者の家族】

管理監督者として働いているが、帰宅時間は午後10時から午前2時に及び、月250時間を超える残業を行っている。また、休日出勤をしても自ら申請は行わずに勤務実績を残さないようにしている。


賃金不払残業

○ 一般貨物自動車運送業の管理者(運輸交通業)【50代、労働者】

所定労働時間は朝6時からの勤務であるが、朝3時や4時など前倒しで勤務させられている。しかし、会社に自己判断による勤務とされて、残業代は支払われていない。社内には「サービス残業は当然」という風潮がある。


○ 医療機関の検査技師(保健衛生業)【20代、労働者の家族】

始業前の1時間の残業や終業後の2時間の残業が常態であったが、タイムカードを定時で打刻するよう会社から指示されており、残業代は支払われていない。また、昼の休憩時間も長くても10分程度しか取れていない。